水産環境技術センターから、令和5年度の放流用アユの
生産系統が決定したとの報告が出ました。
新湖産交配系A と宮﨑系 の2系統の生産を行うという事です。
決定に当たり以下の調査が行われました。
安芸高田市 長瀬川に、宮﨑系、新湖産系A、新湖産系Bの
3系統を同程度放流し、漁獲結果を調査しました。
その結果、
・漁獲尾数に差は見られず、3系統とも同程度に漁獲されました。
・湖産アユ(琵琶湖産)の方が良く獲れ、大きいという仮説は実証されませんでした。
・新湖産交配系が宮﨑系よりも漁獲されやすいという仮説は実証されませんでした。
・冷水病耐病性アユの放流では、冷水病発生が軽減されるという仮説は推察されました。
以上の結果
令和5年度は、新湖産交配 と 宮﨑系宮﨑の2系統の生産に決定したとのことです。