水産研究所より漁場調査について (資料抜粋)
漁協においても、調査日、調査時間、調査場所、調査人数を明確にして、
釣り人が何時間で何匹釣ったか、調査員が現場に行って目視で調べて、
釣れたアユの数をHP上にでも公表して貰えば、信頼性の高い情報になりますし、
積み重ねれば、漁場管理や資源量の推定にも役立つ、将来的にはそうして欲しいです。
アユは困った魚です。 数が少ない年でも釣れる場所、獲れる場所が幾つかは
できるのです。 多少の時間は掛かっても、釣る人は数を釣るし、網で獲る人は
数を獲るのです。
アユは良い垢(藍藻)の付いた場所に集まる習癖が有ります。 数の少ない年でも
川全体に万遍に散らばるのではなく、良い垢の所に集まろうとします。
アユが多い年には、釣れる場所が多くできる、少ない年には釣れる場所が少なくなる。
それでもアユが少ない年でも、釣る人、獲る人が出てくるのです。
私たちが川を良くし、アユを増やそうとする場合も、ここ2~3年の釣果に一喜一憂
することなく、20年とか30年前の川の環境やアユの数を思い出して、
その再現に向かって努力して行きたいものです。