10月12日に本流及び矢多田川に、今年2回目のウナギの放流を行いました。
今回は稚魚不良のため10Kgとなり、今年の放流量は6月2日の放流と合わせ
35Kg(約1,000尾)となりました。
フナの放流も予定しておりましたが、稚魚不漁で今年は放流できませんでした。
漁協は魚を獲る権利を許可される代わりに、魚を増やす増殖の義務があります。
芦田川上流漁協はアユ、ウナギ、フナを増殖のため放流しています。
ウナギ、フナの生態について
. ウナギ(ウナギ科)
. 日本全国に広く分布するが、仔魚が黒潮や対馬海流の暖流にのって移動するため、
. 東北地方や北陸地方には少ない。 最近は海から遡上する天然ウナギの数が少なく
. なり、各河川とも放流が行われているが、10月から3月の間は採捕禁止期間である。
. 成魚の体長は40-90cmで、最大記録は130cm(5.5Kg)・年齢17歳以上と
. 言われる。
. 河川、湖沼、上流、下流を問わず生息し、小魚、カニ、エビ、貝、大型の水生昆虫
. などを食べる。
. 産卵場所は琉球列島南方水域の中層部と推定される。
. ゲンゴロウブナ(コイ科)
. ギンブナに比べ著しく体高が高く体形はひし形に近い。 ギンブナと違って雄がおり
. 性比は1対1である。 河川や幼魚地や湖沼に放流されている。
. 成魚の体長は約30cmで、フナの仲間では最も大きくなり、体長60cmを超える
. ものもある。
. 植物プランクトンを食べる。
. 産卵期は3月から7月で、岸辺の水草やゴミに卵を産み付ける。
. ギンブナ(コイ科)
. 日本全国に広く分布する。 河川の中流域から下流域、湖沼に生息し、特に平野を流れる
. 小川の緩流域に多い。 多くは単為生殖すると考えられている。
. 成魚の体長は約20cm、雑食性で川底の低生動物や藻類を食べる。
. 産卵期は4月から6月で、岸辺の水草や枯葉などに卵を産み付ける。
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