令和5年度のウナギ稚魚の放流を6月19日(月)に行いました。
放流量は今年の計画通り40Kgです。
漁場全域に放流しておりますので、ご期待下さい。
今年も6月10日 午前8時 アユの友釣りが解禁となりました。
解禁を待ちわびた愛好家の皆さんが、思い思いの場所で初釣りを
楽しまれていました。
内水面漁協が基本的に行っている事業は
〇指導事業 水産資源の増殖、漁場の管理、漁業や遊漁の管理
〇購買事業 組合員や遊漁者の漁獲物の買い取り
〇販売事業 組合員や遊漁者への漁具や釣り具の販売、漁獲物の販売、オトリアユの販売
〇事業外 補償金、協力金、補助金、寄付金
等が有ります。
全国の漁協の平均収入の割合は
補償金 34%
遊漁料 20.3%
賦課金 11%
行使料 8.5%
それ以外 10%
となっており、多くの内水面漁協の収入は補償金等と遊漁料収入で成り立っています。
従って、遊漁料収入を増加させる事は重要です。
当漁協においては、遊漁料収入が11%に留まっております。
遊漁料収入を増やす為、釣り解禁日に釣りガールを中国新聞社に
紹介しました。
女性の釣り愛好家を積極的に増やすため、河川整備やトイレ、車の駐車スペース
も十分確保し、高齢者や女性にも気軽にアユ釣りを楽しんで頂けるアユ釣り
フィールドを目指しています。
女性目線で考えたアユ釣りの長所
〇海での釣りと異なり、潮風で身体や髪がべとつかない
〇海に比べて魚がいる場所が視認しやすく、初心者でも楽しめる
〇海に比べて川の釣り場のアクセスが良い
今年のアユ釣り解禁が6月10日と間近になりました。
解禁を前に組合員様のご協力により、試験採捕を実施して頂きましたので
状況報告を致します。
実施日 令和5年6月6日 (火) 小雨 (6月2日実施予定を雨天の為延期)
時刻 午前8時から午後4時
実施場所 芦田川 三川ダムから小谷の間 5か所
実施組合員様の感想
. アユは放流後順調に育っていました。 先日の台風による増水で
. 三川ダムの放流が続き水温の低下による影響は有りそうです。
. 放流アユの追いは未だ弱そうですが、天然遡上アユは昨年より
. 多く見えました。
. 今回の採捕で掛かったのは全て天然遡上アユでした。
以下採捕場所ごとの情報です。
小谷大橋下流エリア (8:30-9:30)
. 釣果 5尾
. サイズ 最大16.5cm
. 水温が16.5度と低い。 掛ったのは天然遡上アユ
友釣り専用区下流域 (9:45-10:45)
. 釣果 2尾
. サイズ 最大12cm
. アユは砂地に群れているものが多い
釣り専用区上流域 (11:00-12:00)
. 釣果 2尾
. 多数の遡上アユが跳ねているが、石に付いていないものが多い。
龍王橋下流 (13:30-14:30)
. 釣果 3尾
. 天然遡上と放流アユが一番多い。 しかし群がっているものが多く追いが少ない。
瀬戸門橋下流 (15:00-16:00)
. 釣果 4尾
. サイズ 最大18.3cm
. アユのはみ跡はあるが、瀬の中は掛からず瀬尻で
. 4尾掛かる。 天然遡上の一番アユが上がっている。
5か所の採捕で掛かったのは全部で16尾という結果でした。
アユの姿は沢山見えています。
これから暑くなりアユの活動も活発になるでしょう。
楽しいシーズンになるよう期待しましょう。
5月11日に稚アユの追加放流を行いました。
これは広島県農林水産局水産課が行っている、海水によるアユの中間育成
の有効性と、放流後の成育状況等の研究の為の試験放流です。
今年は芦田川上流と田房川漁協の水域への放流依頼が有りました。
内浦水産さまで中間育成された、琵琶湖・宮﨑の交配稚魚126Kgを
本流へ放流しました。
場所を限定し、生育状況、特徴、数量の調査を試みる為です。
成果が確認出来れば来年度の放流に海産アユを使ってみたいとの事です。
組合員の皆様、組合事務所の方へ釣果報告をして頂きますよう、ご協力
宜しくお願い致します。
今年も稚アユ放流に併せ、地元の甲山小学校、せらひがし小学校、上下南小学校の
4年生児童による放流体験学習を開催しました。
川は海に比べて、魚が自然に卵を産み育てる力が弱く、魚がいなくなるのを防ぐ為、
漁協はアユ・うなぎ・フナの稚魚を放流をしている事、魚を食べるカワウ等の害鳥
の駆除を行っている事、又魚釣りに来られる人達に釣りの規則を勉強して貰ったり
釣り場の環境保全をしている事等の話しを聞いて貰いました。
又魚が住みやすい川を残す為、川を汚さない事の大切さを伝えました。
元気に飛び跳ねる稚アユに驚き歓声を上げる子、傷ついたアユを気遣う子、
生きた魚に触れる事で感じる事が多かったのではないでしょうか。
甲山小学校
せらひがし小学校
保育所園児も参加
上下南小学校
せらひがし小学校の生徒さんからお礼の感想文を届けて貰いました。
令和5年度の稚鮎放流は、計画通り4月27日に
太田川上流漁協様及び組合員様のご協力も頂きながら無事終了しました。
今年度も太田川上流漁協さん中間育成の稚鮎400Kgです。
太田川上流漁協の皆様ありがとうございました。
川の水量が回復し、アユは大きく育って楽しませてくれるでしょう。
皆さん期待してお待ちください。
放流の様子を写真で紹介します。
アユ漁の解禁日は、以下の通りです。
釣り解禁日 6月10日 (土) 午前8時
投網解禁日 7月 2日 (日) 午前8時
詳細は 「漁協だより」 及び 「解禁公告」 をご覧下さい。
豊漁を願い、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
4月も中旬を過ぎ、稚アユの放流が間近になりました。
いよいよアユ釣りシーズンの到来といったところで、
当芦田川上流漁協の釣り場紹介の記事を紹介します。
この記事は、当漁協の組合員でもある 近重孝博 さんが
「鮎の友釣り スーパーガイド 2022」へ投稿された
記事です。
※※※
芦田川上流漁協では、アユ、ウナギ、フナの放流事業に加え、
地元猟友会のご協力によるカワウの駆除など積極的に河川を再生
する活動を行っています。
この河川は利便性が非常に高く、高齢者や女性にも気軽にアユ釣りを
楽しんでいただける夢のようなアユ釣りフィールドとなっています。
解禁となる6月初期は八田原ダムから遡上した強いアユは瀬戸門橋
付近に集まります。 天然遡上の黄色いアユが川いっぱいに泳いで
おり、人気ポイントになっています。
そんな芦田川上流のアユ釣りは川幅も狭く、流れも緩やかで水深も
浅いので9m以下の竿を使います。
アユも天然遡上の良型が揃うので細い糸は必要ありません。
下津谷から小谷にかけて川幅の広いエリアが続き、1人50尾程度
の釣果が上がっています。
アクセス良好、地元努力で友釣り天国が芦田川上流です。
※※※
水産環境技術センターから、令和5年度の放流用アユの
生産系統が決定したとの報告が出ました。
新湖産交配系A と宮﨑系 の2系統の生産を行うという事です。
決定に当たり以下の調査が行われました。
安芸高田市 長瀬川に、宮﨑系、新湖産系A、新湖産系Bの
3系統を同程度放流し、漁獲結果を調査しました。
その結果、
・漁獲尾数に差は見られず、3系統とも同程度に漁獲されました。
・湖産アユ(琵琶湖産)の方が良く獲れ、大きいという仮説は実証されませんでした。
・新湖産交配系が宮﨑系よりも漁獲されやすいという仮説は実証されませんでした。
・冷水病耐病性アユの放流では、冷水病発生が軽減されるという仮説は推察されました。
以上の結果
令和5年度は、新湖産交配 と 宮﨑系宮﨑の2系統の生産に決定したとのことです。
全国内水面漁連の機関誌「ぜんない」の第66号に、
※ 愛しきアユ アユの釣り人を増やすには ※ (富山県農林水産技術センター水産研究所)
として、「初心者の女性がアユ釣りをした体験から、女性目線から見たアユ釣りの長所、利点
を挙げてくれた」、と言う記事が有りましたのでご紹介します。
———————————————————————————————————
彼女は私にアユ釣りに対しての印象をメールで伝えてくれました。
「釣りで虫などを餌に使うことに対し、苦手意識を持っている女性は多いと思います。
私は、平気ですが、餌で使った虫が釣った魚の腹の中にいることを想像すると、魚と一緒に
餌の虫を食べている気がして、餌に対しちょっと苦手意識が有ります。」と前置きしたうえで、
女性目線で考えたアユ釣りの長所、利点として、次のことを挙げてくれました。
①友釣りや毛ばり釣りでは餌を使わないこと(虫などを餌にしていないこと。)
②アユが主に石アカを食べていること(虫などを食べていないこと。)
③川の中に入らなくても、アユは釣れること(川に入って釣っている人が多いので、川の中に入ら
なければ釣れないイメージが有りますが、必ずしも川に入る必要はないこと。)
④調理に手間がかからないこと(丸ごと塩焼きにするのが美味しい。)
⑤海での釣りと異なり、潮風で身体や髪がべたつかないこと(河川だと汗はかきますが、潮風特有
のべたつきがないこと。)
⑥海に比べて、川の釣り場へのアクセスがよいこと。
⑦海に比べて、魚がいる場所が視認しやすいので、初心者でも楽しめること。
続いて、「これらの点をもっと広く周知できれば、川で釣りをやってみようという女性が
増えるのではないかなと思いました。」 「あとは、釣り竿が安価で手に入るか、川の近く
で気軽にレンタルできれば、さらにハードルが下がって、釣り人が増えるのではないかなぁ
と思いました。」 とのことでした。
・・・・
将来的には、女性のリーダーが数多く出現して、女性側が女性を積極的にアユ釣りに誘う
ような時代になって欲しいと思っています。
—————————————————————————————————————
最近、芦田川上流漁協でも女性の釣りファンが増えてきています。
当漁協でも、女性を含め釣り人を増やすべく、検討しています。